簿記3級 勉強記録 #16
売上原価の算定(商品の決算整理)
繰越商品:会社が期末に保有する商品の在庫(資産)勘定
売上原価:売上原価を表す費用の勘定科目
前T/B
<期首在庫が1個@100がある状態>
仕入を5個500円で仕入れて、4個を600円で売り上げた場合、残高は100円になる。
しかし、ここでは単価が異なるため次のような問題が発生する。
仕入単価は @100
売上単価は @150
利益単価は @50
4個売ったので、利益は200円にならないといけない
そうなると、残高と利益が一致しない。
ここで、一致させる(残高を利益に合わせる)のが決算整理。
決算整理
残高を利益に合わせるためにどうするか。
P/Lの仕入勘定を売上の原価に合わせることで利益と残高が一致する。
つまり、仕入金額を決算整理で売上原価に合わせる。
まず、期首の在庫は最初に使われるので期中で使用される。そのため、決算でまず減らす。
そのためにはまず期首在庫を仕入れ商品として仕分けする。繰越商品を減らした上で、仕入勘定を増やす。
そこから、期末在庫の200円を引けば売上原価が求まる。
期首在庫1個に5個仕入れたので資産としては仕入たので6個。そこから400円分売れたので売上原価が200円。
また、期末在庫は来期の繰越商品に引き続き計上される。
財務諸表
財務諸表上の名称を表示科目という。
勘定科目:繰越商品→財務諸表:商品
勘定科目:売上→財務諸表:売上高
勘定科目:仕入→財務諸表:売上原価
仕事ができる人の話し方
話し方の上手い人になるコツ
- できる人の話し方の特徴
- ダラダラとはなさないコツ
- 曖昧さをなくすコツ
- 不要なことは敢えて話さないコツ
- 堂々と話す
結局
MECEが大事だなと思った。
できる人の話し方の特徴
「売上目標発表してもらって良い?」
に対して、A,C,Gの案。
MECEなピラミッド構造になっていて、売上=件数 × 単価 と 売上を満たす条件を網羅している。
ダラダラとはなさないコツ
いくらMECEでも、長く話すとアウト。
ちゃんと、句読点を意識すること。
句点(。)が多いほうが一つ一つの情報が伝わる
読点(、)が多いと、どこで区切られたかわからず、聞き手も区切るポイントがわからない。
曖昧さをなくすコツ
ピラミッドで「件数をn%上げる」など数字を用いること。説得力が上がる
逆に
- みんなやっている
- だいたい大丈夫
- いつもこんな感じです
- いままでは○○だったので~
数値がない分根拠が薄くなる
最初に結論として「対策は3件あります」と話してしまうのも伝わりやすいコツかと
不要なことは敢えて話さないコツ
「本当に?」「他にないの?」
こう聞かれることもあるが、これに答えるためのMECEのピラミッド。
A,C,G以外もあるが「他にもありますが費用対効果を考えて今回はこの3件に絞っています」などと答えられればOK。
最初から全ては答えずピンポイントに伝えたい事だけに注力。
あれもこれもと話すと、話が散漫になり、わかりにくくなる。
全部を言わないこれ大事
堂々と話す
エトス・パトス・ロゴス:情熱的であり論理的であり信頼に足る人
この三要素が大事。
この3要素を満たすためには以下。
- ゆっくりと話すこと
- 声ははきはきと(噛んでも良い。口をはっきり!)
- ジェスチャー
- 姿勢を良いように見せる(姿勢が良いのではなく「よく見せる」)
- オンラインではより口を大きく。(大声ではない)
引用元
私が手にしたいものはなんだろうか。
まず、知識と知恵、そして時間。
知識と知恵
知識がないと知恵にはならない。
私は基本的に知識のない自分が嫌いだ。
それはネガティブなときは他人を見下すためというくだらない理由だろうし
ポジティブなときは人に教えたいから、人に教えることで更に知識の定着になるから、である。
自分が頭が悪い。
そもそも自己肯定感が低い。自分を認めなければならない自分が、自分を認めていないのだ。まだだろう、と。
だからこそ常に自分にムチを入れて勉強をしているのだろうと思う。良くもあるが悪くもある。
皆さんは自分の知識に満足しているんだろうか。
知恵に結び付けられているのだろうか。
私はまだまだ勉強不足だ。
時間
足りない。
寝ている時間がもったいない。
しかし寝たいものは寝たい。
今も寝なければならないのに眠れないジレンマと戦っている。
時間は皆平等だ。その中でどれだけ自分がインプットしてそれをアウトプットできるか。それが重要なんだと思っている。
どれだけ学べるか、どれだけアウトプットできるか。
どれだけアプリを作れるか。
それに人生を捧げそうだ。
人生の伴侶でも見つかれば話は別だろうが、独身のうちは。
簿記3級 勉強記録 #15
貸倒引当金(かしだおれひきあてきん)の設定
貸倒引当金の設定を理解するための前提知識
期末に売上債権の残高がある場合、翌期に貸倒れが生じる可能性がある。(代金を回収できない可能性)
会社は長く経営活動をするなかで、どれくらいが貸倒れそうなのかを見積もれるようになる。
この見積額を貸倒見積高といい、通常は売上債権の期末残高に実績率を乗じて計算する。
貸倒見積高 = 売上債権の期末残高 × 実績率
実績率は、過去の貸倒れの実績に基づき算定する。問題で与えられる。
期末の売掛金勘定の残高10,000円、実績率2%における貸倒見積高
→ 100社に100円を売り、その2%が倒産するという前提。
貸倒見積高は200円で、回収できない見込み。回収見込額は9,800円で、それが回収できる見込み。
つまり、翌期の損失額を「見込めている」ので、翌期で計上するのではなく、当期にて損失額を見込んで計算して計上する。
実際は損失が見込めているので、この例のまま決算すると売上が10,000円として計上されるが、200円は本来損失額として見込めるのであれば、過剰な売上になってしまう。
この損失額は「期中の取引」ではないので決算整理で行う。
貸倒引当金の具体的処理1
期末の売掛金勘定の残高10,000円、実績率2%における貸倒見積高
本来、来年やるはずの仕訳は、
(借)貸倒損失(費用 +)200、(貸)売掛金(資産 △) 200
しかし、決算時点では見積であり、実際に貸倒れたわけではないので、借方を「貸倒引当金繰入」勘定(費用)、貸方を「貸倒引当金」勘定(資産の控除項目)とする。
(借)貸倒引当金繰入(費用 +)200、(貸)貸倒引当金(資産控除 +) 200
財務諸表
貸倒引当金は、「減価償却累計額」と同じく資産の控除項目であり評価勘定。B/Sには資産の控除として資産から引く項目として計上する。
貸倒の処理(期中仕訳)
当期に貸倒れた場合は、決算を迎える前なので貸倒引当金を設定していない。なので、貸倒損失の費用勘定の発生となる。
決算を跨いで貸倒れた場合は仕訳が異なってくる。これが先程の貸倒引当金繰入。
前期販売分の売上債権に関しては、前期の決算で貸倒引当金を設定している。そのため、借方は「貸倒引当金」の資産控除勘定を取り崩す仕訳を行う。
前期分の貸倒れ額 が 貸倒引当金以下の場合
前期販売分の売掛金160円の貸倒れが発生した。 なお、前期に貸倒引当金を200円に設定している
この場合は
(借)貸倒引当金(資産控除 △)160、(貸)売掛金(資産 △) 160
前期分の貸倒れ額 が 貸倒引当金を超過している場合
前期販売分の売掛金250円の貸倒れが発生した。 なお、前期に貸倒引当金を200円に設定している
この場合は
(借)貸倒引当金(資産控除 △)200、(貸)売掛金(資産 △) 250 (借)貸倒損失(費用+)50
貸倒引当金の具体的処理2(当期決算の差額補充法)
貸倒れた額が、前期の貸倒引当金未満の場合、貸倒引当金を相殺したあまりの貸倒引当金が残っていることがある。
前期販売分の売掛金160円の貸倒れが発生した。 なお、前期に貸倒引当金を200円に設定している
この場合は40円の貸倒引当金が当期分として残っている。
決算整理前において「貸倒引当金」(資産控除)勘定の残高が存在する場合がある。この場合の決算仕訳は、該当残高と貸倒見積高の差額についてのみ行う。この計算方法を差額補充法という。
貸倒引当金繰入=貸倒見積高 - 貸倒引当金の決算整理前残高
40円は見積誤りであり、前期に計上した費用が過大であったため差し引き(相殺) を行う。
怠惰と不安
私が今日ベッドから這い出たのは16時。それ以前に起きてはいたが、睡眠と起床を繰り返し、仕事の応対もベッドの中でやっていた。
完全な夜型。
朝飯も昼飯も食わず、さっき晩飯なのかよくわからない飯を食べた。
このままで良いはずはないが、とりあえず今日も勉強はする。何時に寝るんだろう。
どことなく、不安が押し寄せてくる。考えているのは
- 仕事の不安:今のクライアント、値上げには応じないものの、続けてほしいと。どうしたものか。
- 私生活の不安:このまま怠惰な生活をしてよいのか。でも、寝起きは弱いし対処法を練らないといけない。朝風呂に入ろうか?
- 勉強の不安:毎日勉強しているがこのままで良いのか。私は何を目指して勉強しているのか。読書量を増やさないといけないのではないか。
解決策を具体的に練らないまま、ぐるぐると悩み、不安を抱え薬を飲む日々に明け暮れているなあと思った。
あとあれだ。
日記はnoteに書くべきかはてなブログか、FC2か。もう似たようなの増えすぎて一貫性が保てない。
簿記3級 勉強記録 #14
決算整理総論
決算手続きは
- 前T/Bの作成
- 決算整理
- 後T/Bの作成
- 帳簿の締め切り
と前の勉強記録で行った。
今回は決算整理について詳細を学ぶ。
決算整理の概要
基本的な考え方。
期中手続きは、取引をありのままに記録している。
期中手続きに基づく勘定残高の中には、当期末における資産・負債の実際有高や、当期の収益・費用の発生額を適切に表していないものもある。
期中手続きの結果だけに基づくいて財務諸表を作ってしまうと、適切でない財務諸表ができてしまう。
そのため、決算手続きにおいては、適切に計上されるべき金額になるように決算整理という手続きを行い、修正のために決算整理仕訳という仕訳を行う。
前T/B作成時は期中手続きのみなので、財務諸表が適切でない。
適切な財務諸表を作らねば!
→決算整理を行う
決算整理事項
3級では7つの決算整理事項を学習する。
決算整理のポイント
理解する視点
決算整理仕訳は「決算整理前の残高金額を、財務諸表(F/S)計上額に修正するための仕訳」なので決算整理前の金額と決算整理後の金額を意識する必要がある。
減価償却
減価償却を理解するための前提知識
減価償却とは
土地以外の固定資産(一年以上使うもの。建物、車両、備品)は使用したりときが経過することで減価する。
減価償却:減価の実態を会計帳簿に反映させる手続き
減価償却額の算定方法
毎期の減価償却額は、取得原価、耐用年数、残存価格の3つの要素を使って算定する。
取得原価:固定資産の取得に際して支出した金額。購入代価に付随費用を加えた金額。
耐用年数:固定資産の利用可能年数
残存価格:耐用年数到来時の見積もり売却価格のこと。0または取得原価の10%で出題されることが多い。
定額法に基づくと、
毎期の減価償却額=(取得原価 - 残存価格)÷ 耐用年数
もしくは
取得原価 × 残存価格の価値 ÷ 耐用年数 のほうが早い
定額法の他に定率法もあるが、3級では定額法のみ。
減価償却累計額と帳簿価格
減価償却累計額: 今まで減価償却した金額の合計値(資産の減少総額) 帳簿価格:取得原価から減価償却累計額を控除した金額(その時点での資産の価値)
減価償却の具体的処理1(当期首に取得した場合)
決算整理仕訳
最終的には
借方:減価償却額(費用+) 1,000、貸方:減価償却累計額(資産控除+)1,000
の仕訳を作る。
建物購入:期中の仕訳。仕訳表にも、総勘定元帳にも記載される。
減価償却費:決算日に行われる。期中では表せない償却分の仕訳なので決算整理で発生する。
→ 決算整理を通して減価償却費の計上を行う。
この減価償却累計額の算出方法には「直接法」と「間接法」がある。
直接法
直接、建物の価値を減らす(△資産)
ただ、この場合は、原価がわからなくなる。(いくらの建物が減価償却がいくらで減少したのかがわからなくなる)
間接法
価償却累計額(資産の控除項目勘定)という仕訳を使って減少額を表すことにするのが間接法である。試験では間接法しか出てこない。
なお、減価償却累計額も建物も資産計上なのでB/Sだが、差し引いた減価償却費は費用なのでP/Lであることに注意。
減価償却の具体的処理2(取得した翌期以降の決算整理)
毎年、減価償却累計額勘定は増えていく。(累計なので当然)
減価償却費は同じ金額。
減価償却している固定資産を売却した場合(期中仕訳)
e.g.)帳簿価格2,000円(取得原価3,000円、減価償却累計額1,000円)の建物を2,500円で売却した
この場合、建物3,000円はなくなり、減価償却累計額も0になる。
借方)減価償却累計額(貸方控除) △1,000、貸方)建物(資産) △3,000 借方)現金(資産)2,500、貸方)固定資産売却益(収益)500
Tips
代金は翌月末で受け取る、などの掛けの場合、売掛金を使うが、商品売買は未収入金勘定を用いる。